WIFIモジュール:ESP-WROOM-02 へのプログラム書き込み
目次
はじめに
先日製作した洗濯物 取り込み忘れ防止機器のWIFIモジュール:ESP-WROOM-02 へのプログラムについて記載がなかったため、記載します。
洗濯物 取り込み忘れ防止機器にはarduinoIDEで開発可能な事と入手しやすいということからWIFIモジュールにESP-WROOM-02を用いました。
プログラム書き込みに使用したもの
・USB to TTL シリアル コンバーター:FT232RLモジュール
・4チャンネル双方向ロジックレベル変換モジュール
・降圧レギュレータ:AMS1117-3.3 DC-DC降圧コンバータモジュール
・ブレッドボード:サンハヤト SAD-101 ニューブレッドボード
・ブレッドボード用ジャンパーワイヤー
回路図
IC1 WIFIモジュール:ESP-WROOM-02 ピッチ変換済みモジュール
IC2 USB to TTL シリアル コンバーター:FT232RLモジュール
IC3 4チャンネル双方向ロジックレベル変換モジュール
IC4 降圧レギュレータ:AMS1117-3.3 DC-DC降圧コンバータモジュール
※IC2のUSB to TTL シリアル コンバーターの使用していないピンは回路図では省略しています。
パソコン(PC)のポートはUSB、電圧レベルは5V系です。一方、WIFIモジュール:ESP-WROOM-02 のポートはUART、電圧レベルは3.3V系です。そのため、信号の種類と電圧レベルを変換する必要があります。
IC2はUSB→UARTへ信号変換しています。IC3はUART信号のレベルを5V系から3.3V系に変換しています。IC4は電源電圧を5Vから3.3Vへ降圧しています。
IC2 TXはIC4を経由して、IC1 RXDへ接続します。IC2 RXはIC4を経由して、IC1 TXDへ接続します。
実機 写真
ブレッドボード上にIC2~IC4の素子を配置し、ブレッドボード用ジャンパーワイヤーで配線しています。
上記の実機を用いることにより、PCからWIFIモジュールへ信号を送受信でき、プログラムコードが書き込める状態になりました。
ArduinoIDEを用いた書き込み方法
ArduinoIDEでESP-WROOM-02へ書き込む際の設定は下記にしました。
ボード:Generic ESP8266 Module
Upload Speed:115200
CPU Frequency:80MHz
Crystal Frequency:26MHz
Flash Size:2MB(FS:1MB OTA-512KB)
Flash Mode:QIO(fast)
Flash Frequency:40MHz
Reset Method:no dtr,no sync
Flash Sizeは古いものは4MBであり、途中から2MBに変更になったようです。
シリアルポートはデバイスマネージャーで確認し、USB to TTL シリアル コンバーターに接続しているポートを選択します。
ボード設定とシリアルポートの設定が終わりましたら、「マイコンボードに書き込む」ボタンを押して、書き込みを実行します。
書き込みが完了すると「マイコンボードへの書き込みが完了しました」と表示されます。
おわりに
ESP-WROOM-02の適切なボード設定が分からず、少し苦労しました。
ネット検索すると、Flash Sizeは4MBと2MBの設定の記事がありますが、私の購入したものは2MB品でした。